住みながらリフォームで後悔しないために|工事中の騒音・ホコリ・生活動線の話
住みながらリフォーム、できます。
実際、家全体を空っぽにして仮住まいへ移らなくても、工事の内容や進め方によっては、いつもの家で生活しながらリフォームを進めることはできます。
できますけどね。
「じゃあ引っ越さなくていいなら楽じゃん」
……とは、なかなかいきません。
だって昨日まで普通にご飯を食べていた場所の横で、今日は大工が壁をめくってるんです。
音はする。ホコリは出る。家具は動く。
いつもの廊下に養生が敷かれて、知らない工具が並び、時間によっては使えない場所も出てくる。
住みながらリフォームで本当に考えないといけないのは、工事そのものよりむしろ、
「工事中も、その家でどう暮らすか」
こっちなんです。
今日は、大工として現場に入る側から、そのへんの話をします。
目次
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住みながらリフォーム、できます。できますけどね
まず、住みながらリフォームができるかどうか。
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ホコリは、頼んでもない部屋まで遊びに来る
リフォーム工事で避けにくいもの。
音とホコリ。
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家具を動かせば終わり、ではありません
「工事するところの家具、どけとけばいいですか?」
よくある話です。
もちろん、それも必要。
でも住みながらの工事では、その家具をどこへ持っていくかまで考えないといけません。
隣の部屋へ全部移動。
すると今度は隣の部屋が使えない。
廊下へ置く。
すると今度は通りにくい。
何となく移動させていくと、家の中で家具の民族大移動が始まります。
そして最終的に、
「あれどこ行った?」
が始まる。
だから生活に必要な物と、しばらく使わない物を分けておく。
毎日通る動線には極力物を置かない。
工事の順番に合わせて移動する。
単純なようですが、これだけで工事中のストレスはかなり変わります。
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工程表は、職人のためだけにあるんじゃない
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住みながらリフォームで大工がいちばん見ているところ
住みながらリフォームというと、
「仮住まいしなくて済む」
というところが注目されます。
もちろん、それは大きい。
住みながらリフォーム、できます。できますけどね
まず、住みながらリフォームができるかどうか。
まず、住みながらリフォームができるかどうか。
これは工事内容によります。
一部屋の内装を直す工事と、キッチン・浴室・床・壁まで触る工事では、暮らしへの影響がまるで違う。
だから最初に見るのは、
「何日かかるか」
だけじゃありません。
どこが使えなくなるのか。
そこが使えない間、家族はどこを通って、どこで食べて、どこで休むのか。
そこまで含めて工程を考えます。
工事する場所だけ見てると、ここを忘れます。
でも住んでる人にとっては、こっちのほうが大事だったりするんですよね。
工事中の家、思ったより「家」じゃなくなります
リフォームが始まると、普段見えないところが一気に出てきます。
壁をめくる。
床をはがす。
下地が見える。
材料が運び込まれる。
大工道具も置かれる。
昨日まで普通のリビングだった場所が、一日でまあまあ立派な現場になります。
最初はちょっと面白いんです。
「家の中ってこうなってるんだ」
って。
でも三日目くらいになると、
「そろそろ普通のリビング返してほしいな」
ってなる。
そりゃそうです。
こちらは仕事場でも、お客さんにとっては生活の場所ですから。
住みながらのリフォームは、そこを忘れたらダメなんです。
ホコリは、頼んでもない部屋まで遊びに来る
リフォーム工事で避けにくいもの。
音とホコリ。
特に解体が入る工事は、どうしてもホコリが出ます。
で、このホコリ。
なかなか行動範囲が広い。
「そこ工事してないよね?」
という場所まで来ます。
ドアの隙間。
人が出入りする通路。
服や道具について移動することもある。
だから住みながらリフォームでは、壊す技術だけじゃなくて養生の仕方がかなり大事になります。
工事範囲と生活範囲をどう分けるか。
どこをふさぐか。
人が歩く場所をどう守るか。
毎日どこまで掃除して帰るか。
完成した場所だけ見れば、養生なんて一枚も残ってません。
でも工事中の暮らしやすさは、こういう完成後には消えてしまう仕事でかなり変わります。
地味なんですけどね。
住みながら工事では、この地味なやつが強い。
キッチンとお風呂は「使えない日」が本番
水回りのリフォームになると、もう一段話が変わります。
キッチンなら料理。
お風呂なら入浴。
トイレなら……まあ、言うまでもないですね。
毎日使う場所だから、設備が新しくなったあとの話より、
「工事中、何日使えないの?」
こっちの確認が大事です。
たとえばキッチンを交換するなら、撤去した瞬間から新しいキッチンが使えるわけではありません。
配管や下地を確認して、必要なら直して、設備を据えて、接続する。
既存の家なので、開けて初めて分かることもあります。
だからONEHOUSEでは、水回りを触るときも、設備だけを見て工程を考えません。
暮らす人がその間どうするかまで含めて考える。
設備のカタログには載ってませんけど。
リフォームでは、そこ結構大事です。
家具を動かせば終わり、ではありません
「工事するところの家具、どけとけばいいですか?」
よくある話です。
もちろん、それも必要。
でも住みながらの工事では、その家具をどこへ持っていくかまで考えないといけません。
隣の部屋へ全部移動。
すると今度は隣の部屋が使えない。
廊下へ置く。
すると今度は通りにくい。
何となく移動させていくと、家の中で家具の民族大移動が始まります。
そして最終的に、
「あれどこ行った?」
が始まる。
だから生活に必要な物と、しばらく使わない物を分けておく。
毎日通る動線には極力物を置かない。
工事の順番に合わせて移動する。
単純なようですが、これだけで工事中のストレスはかなり変わります。
職人が家にいる。それだけでも結構いつもと違う
これも意外と見落とされます。
住みながらリフォームということは、
生活している家の中に職人が入る
ということです。
悪いことじゃないですよ。
僕らも仕事しに行ってますから。
でも朝から人が出入りして、工具の音がして、材料が運ばれてくる。
普段の暮らしとは違います。
小さなお子さんやペットがいる家なら、工具や材料をどう置くかも気を使う。
足元に段差ができていないか。
通る場所に危ない物がないか。
工事範囲へ入ってしまわないか。
住んでいない現場なら、職人が気をつければいい。
住みながらの現場は違います。
職人と家族が同じ家を使う。
だから現場のつくり方そのものを変える必要があります。
工程表は、職人のためだけにあるんじゃない
工事の予定表って、普通は 「月曜、大工」 「火曜、設備」 みたいに工事側の予定で考えます。 でも住みながらリフォームなら、それだけじゃ足りません。 お客さんが知りたいのは、 「明日、大工さんが来ます」 より、 「明日は洗面所が使えません」 だったりする。 こっちなんですよね。 どこを工事するのか。 何時ごろ音が出るのか。 どこが通れなくなるのか。 いつから使えるのか。 生活する側から工程を見ると、必要な情報が変わります。 工程表って本当は、工事を管理する紙というより、 工事中の暮らしを予測するための紙 でもあるんです。
養生は地味。でも住みながら工事では主役級
床を傷つけないように敷く。
壁を守る。
ホコリを広げない。
生活範囲と工事範囲を分ける。
養生って、完成写真には一切写りません。
完成したら全部剥がしますから。
なので、まあ映えません。
でも住みながらリフォームでは、この養生の出来で毎日の暮らしが変わります。
何度も通る廊下。
玄関から工事場所までの搬入経路。
既存の床。
家具。
建具。
今ある家を壊しに来たわけじゃありません。
必要なところだけ手を入れて、残すところはきちんと残す。
リフォームって、つくる技術と同じくらい守る技術がいるんです。
「全部一気にやったほうが早い」が正解とは限らない
工事だけ考えれば、一気に進めたほうが効率のいいことはあります。
でも生活しながらとなると、話は別。
全部同時に使えなくしたら、住めません。
だから工事内容によっては、
ここを終わらせてから次。
この部屋が使えるようになってから次。
という具合に、場所を分けて進めることもあります。
もちろん、分ければ何でもいいわけじゃない。
職種の入り方や材料の搬入、乾燥時間、設備工事との順番もある。
大工だけ都合よく進められるわけでもありません。
そこで、
工事として効率がいい順番と、生活として困りにくい順番。
この二つの間を取っていく。
住みながらリフォームの工程って、実はそこをずっと考えてます。
住みながらリフォームで大工がいちばん見ているところ
住みながらリフォームというと、
「仮住まいしなくて済む」
というところが注目されます。
もちろん、それは大きい。
大工としては、それだけで「住みながらできますよ」と簡単には言いたくありません。
壁を開ければ、予想していなかった下地が出ることもある。
床をめくれば傷みが見つかることもある。
配管や配線との取り合いで、予定どおり進められない日もある。
新築と違ってリフォームは、今ある家に合わせながら工事する仕事です。
しかもその横で、家族の生活は続いている。
だから見るのは、
工事範囲。
生活動線。
養生。
工具や材料の置き方。
職人の出入り。
使えなくなる設備。
そして既存の構造や下地。
完成したときだけきれいならいい、ではないんです。
工事している途中も、その家はお客さんの家ですから。
ONEHOUSEが住みながらリフォームで大事にしているのは、そこです。
新しくする場所だけ見るんじゃなくて、残す場所も、暮らしている人も含めて現場を見る。
リフォームって、壊して新しくすれば終わりじゃないんですよね。
今までの暮らしをなるべく壊さず、その先をつくる仕事だと思ってます。
……まあ、養生を見てニヤニヤしてる大工なんて、お客さんからしたら何が楽しいのか分からんでしょうけど。
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