「栗の季節に想う。食べておいしい、使ってうれしい“日本の木”の話」

query_builder 2025/10/06

秋になると、現場の休憩時間に誰かが必ず持ってくるんです。
そう、“栗きんとん”。
職人たちの間では「栗の季節だなぁ」と実感する合図みたいなものです。

岐阜の中津川あたりの栗きんとんが有名ですが、じつは栗の木そのものも、昔から日本の家づくりに欠かせない木なんです。


  古い木製の板の上に、艶やかな茶色の栗が山積みになっている。栗の周りには枯葉が添えられ、背景には麻袋と黒い鋳物鍋がぼかして写っている。

🌰栗の木の強さとやさしさ

栗の木はとにかく水に強い
湿気にも負けず、腐りにくい。だから昔の「御蔵(おくら)」──お米や味噌を保管していた蔵の土台にも、よく使われていました。
どっしりとした重さと香りのある木で、何十年、いや百年単位で家を支える力があります。

でも、木目はどこかやわらかく、ほんのりと温かみがある。
家の土台に使えば頼もしく、家具や床板に使えばぬくもりを感じる。
“食べてもおいしく、使ってもうれしい”──そんな木は、なかなかないんです。


  青空の下、広々とした草地に立つ一本の大きな栗の木。葉は濃い緑で、たくさんの緑色のイガ(実)が付いている。木の根元には、いくつか開いたイガが落ちている。

🍁職人として思う「日本の木の良さ」

木を扱う仕事をしていると、「栗」「桧」「杉」「欅」……
どの木もそれぞれ個性があって、まるで人と同じように付き合い方があります。

栗は少し頑固で、刃物の通りが重い。
でもその分、削っていると「ギュッ」と詰まった生命力を感じます。
まるで長い年月をかけて、人を支える準備をしていたような。

職人の手の中で“木が語る”瞬間があるんです。
この感覚こそが、日本の木の文化の原点だと思っています。


  栗の木でできた素朴な木製の床板の上に、数個の艶やかな栗が置かれている。窓から差し込む柔らかな光が床板の一部を照らし、温かい雰囲気を醸し出している。背景にはぼんやりと鍋が見える。

🏠ONEHOUSEが大切にしていること

ONEHOUSEでは、そんな日本の木たちの「声」を聴きながら家をつくっています。
栗の木だけでなく、桧や杉、ケヤキ……
それぞれの木がどんな場所で生きてきたのかを感じながら、柱一本一本を選ぶ。

現代では効率やスピードが求められがちですが、
本当に長く残る家というのは、素材を“知る”ところから始まるんです。


秋の夜、栗きんとんを食べながら、ふと木の香りのする家を思い出す。
そんな時間が、いちばん豊かな“日本の秋”かもしれませんね。


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ONE HOUSE

住所:愛知県額田郡幸田町菱池元寺 11番地

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