昨日発表されましたね。本気で?『残クレを国が推し始めた――それは本当に幸せな家づくりなのか?』
最近ついに、国が「残価設定型住宅ローン」、いわゆる“残クレ”の普及に本腰を入れる方針を打ち出しました。
車のローンでは一般的になりつつある「残価設定」が、ついに住宅分野にまで広がる時代になったというわけです。
確かに、都市部の住宅価格高騰で家を買いたくても届かない若い世代が増えている。
その現実を考えれば、月々の返済が抑えられる仕組みは、ひとつの救いになるのかもしれません。
けれど、私はどうしてもひとつの疑問を抱いてしまいます。
■「売却前提の家」が、本当に幸せな暮らしをつくれるのか?
残クレは、将来の売却価格(残価)をあらかじめ設定し、その分の返済を免除する仕組みです。
つまり、
-
30年後に売却する前提
-
家が“資産”ではなく“消費物”になる
-
老後に家を手放すことが前提になる
という考え方です。
確かに、月々の支払いは軽くなる。
見た目の負担は減るから「買いやすくなる」ように感じる。
ですが、家づくりに長く向き合ってきた職人として、
どうしても引っかかるのです。
“暮らしのための家”が、“売却前提の家”に変わってしまっていいのだろうか?
■ 性能だけが価値になる時代への違和感
国の制度では、残クレを使うために “価値が落ちにくい家” が求められます。
耐震性、断熱性能、長期優良住宅、メンテナンス履歴…。
もちろん、それらはとても大切です。
ONEHOUSEも性能を高めるために常に努力している。
けれど、性能とはあくまで“家の機能”であって、
家そのものの価値のすべてではありません。
太陽光が価値だと言われることもありますが、
結局は機械であり、寿命がくる“設備”。
耐震性能も断熱材も、いつか改善や交換が必要になる。
では、本当の価値とは何か?
私は、次の一言に尽きると思っています。
家の価値とは、住みやすさ、健康、五感で感じる心地よさだ。
木の香り、自然素材の優しさ、湿度の安定、
家族が帰ってきてホッとできる空気――
それは数値では測れない、本質的な“暮らしの価値”です。
残クレの普及で家の価値が“性能の点数”だけで語られるようになったら、
それは本当に豊かな未来なのか、疑問が残ります。
■ 100年持つ家づくりは“売る”ためではなく、“残す”ためにある
ONEHOUSEが目指しているのは、
「未来の大工にも胸を張れる100年続く家」です。
それは決して資産価値のためではありません。
-
子どもが大きくなっても帰りたくなる家
-
家族の思い出が積み重なる家
-
自然素材が呼吸し、暮らしを支える家
-
世代を超えて残したいと思える家
つまり “売るための家”ではなく、“残したくなる家” です。
国の制度がどう変わっても、
この価値観だけは絶対に揺らがない。
■ それでも、残クレ時代にONEHOUSEの家が必要とされる理由
皮肉なようですが、残クレが広がるほど、
本当に価値が落ちない家の需要が増えます。
なぜなら、残価設定は“性能の良さ”が数字として求められる仕組みだからです。
-
構造が強い
-
劣化しにくい
-
耐震性が高い
-
メンテナンスで価値が維持できる
-
時を重ねても美しくなる素材である
こうした家こそ、残価が高く評価されやすい。
つまり、
ONEHOUSEの家は残クレ時代でも価値を残せる家
だと言えます。
ただし、私たちが価値を追う理由はあくまでひとつ。
その家に暮らす家族が幸せでいられるかどうか。
それだけです。
■ 最後に
国が残クレを推し始めた今、
家づくりは新しい価値観の岐路に立たされています。
-
“売却前提の家”
-
“暮らしを育てる家”
どちらを選ぶかで、人生の質は大きく変わる。
私はこれからも、
数字では測れない「暮らしの豊かさ」をつくる家づくりを続けていきます。
性能だけでなく、
設備だけでもなく、
五感で“ここにいて気持ちいい”と思える家。
それが、100年後にも残る本当の価値だと信じていきたいです。
詳細はこちら
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ONE HOUSE
住所:愛知県額田郡幸田町菱池元寺 11番地
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